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タヂマキネマ

沖縄で人間の性-セイ-と性-サガ-を表現しながら古今東西をフラフラ生きてるFTMの人性劇場

前田健さんがGIDの僕や世の中に与えてくれた大きなもの

本日、訃報のニュースを聞いて、驚いたとともに、誠に遺憾な気持ちになりました。

 

 

僕もLGBTの人間として、前田健さんのことを語らずにはいられません。

 

 

 

前田健さんを初めて見たのはモノマネ番組。

 

 

当時はあややが全盛期だったこともあり、

初めてモノマネのパフォーマンスを見た時は笑ってしまったし、

それと同時に凄いなと思った。

 

 

リップシンク(口パク)ではなく、自身の声で女性の歌をキーを変えずに歌っているということも珍しくて、

テレビの画面に釘付けになったのをよく覚えている。


ニューヨークにいたこともあり、ダンスもキレッキレでリズム感がすごく心地よくて上手だし(僕もダンス経験者だからダンスへの関心がとても高い)、

あやや以外のモノマネも楽しんで見ていた。

 

 

録画した番組は他の芸人が目当てで見ていたのにも関わらず、健さんのモノマネは毎回チェックしていたなぁ。

何から何まで完璧なパフォーマンスだった。

 

あややのモノマネも顔は全く似てないのに、なんだか似ているなーと感じるのも魔法みたいだなって思ったし、

あややのモノマネをした健さんを見ているうちに、「かわいいな」と思えてしまうのもまた不思議だった。

 

もちろん本人であるあややの可愛さには敵わないけど、彼自身としての魅力と色香があるのだろう。

 

 

僕の知り合いで高音で生歌を歌うドラァグクイーンの方はいて、その人のパフォーマンスは好きではあるのだけど…

 

健さんほどの衝撃はなかったな。

 

 

それほど、健さんの築き上げてきたもの、パフォーマンスの斬新さは

僕自身や、多くの人に絶大な影響を与えたのだなと思った。

 

 

そして健さんがゲイをカミングアウトするようになって、

当時高校生でセクシュアリティについて悩んでいた自分にとっても、

ますますその存在が気になるようになっていた。

 

 

もう近年ではゲイタレントの存在は当たり前になってきて、それはすごく嬉しい事なのだけど、

当時(10年前)は今よりも理解が浸透されていない状況だっただけに、

LGBTの当事者である有名人一人ひとりが、とても貴重な存在で、

僕自身が自分のことを考えるきっかけになってくれてたのかもしれない。

 

 

こうやって思い出してみて、改めて健さんの偉大さ、

無意識のうちに自分に影響を与えてくれたことに、

今になってやっと気づいたのだ。

 

 

そして、その若すぎる死からも

「今を大切に生きよう」「自分がしたいことを全力でしよう」

と思ったのだった。

 

 

だから、健さんにお礼を言わなきゃいけない。

 

 

健さん、いろいろ気づかせてくれてどうもありがとう。

 

 

どうぞ…安らかにお眠り下さい…

 

 

 

ゆた