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タヂマキネマ

沖縄で人間の性-セイ-と性-サガ-を表現しながら古今東西をフラフラ生きてるFTMの人性劇場

実力だけでは音楽は成功できないのか?

ギルガメッシュの解散を聞かされて、一日経って少しだけ気持ちが落ち着いてきた。

 

tajimanimation.hatenablog.com

 

ずっと好きだったバンドだし、解散は悲しいけど、

物事には全て学べるものがあるかと思うので、

頭を冷やして、僕なりに考えてみたことをまとめてみた。

 

 

 

 ↑の記事でも動画を埋め込んだけど、

僕は今年に入って発売されたこの「鵺 -chimera-

 

 

曲もアルバムもすごく好きだし、最高傑作だと思った。

 

鵺 -chimera-(A盤)(DVD付)

 

このアルバムを聞いた時は、すごく衝撃的で、

これだけのものを作れるなんてすごいなって思った。

 曲も捨て曲ないし。

 

 

歌唱力の高いボーカルと、高い演奏、重くて激しいサウンドは健在。

鵺-chimera-」と「END」に見られるような美しいメロに、

Horizon」というダンス的な要素の曲も、浮いているようでその浮きっぷりが逆に心地よくてすごくハマる。

近年はラウド化していった傾向にあるようだけど、このアルバムは僕がギルガメッシュにハマるきっかけになった「13’s reborn」「Girugamesh」のようなダークさを思わせられ、

「好きなバンドの一つ」程度ではなく、真剣に彼らの音楽と向きあおうと思うようになったのだ。

 

13’s reborn

13’s reborn

 

Girugamesh

Girugamesh

 

 

wither mindもパワフルでかっけーぞ。

 

 

今後もこの勢いでいい曲をたくさん作ってくれるだろうと思っていた矢先の解散だったので、とてもショックだった。

 

 

ただ、海外ではものすごい人気なのに、国内の動員がイマイチなこともあり、そこは心配ではあった。

 

 

解散のコメントを見る限り、本人達は「やりきった」ようだ。

 

本人達が導き出した結論ならば仕方がないことではある。

 

しかし、もし彼らがこの四人で音楽を続けていってくれるならば、

どうすれば良かったのか…

 

なんてことをファンとしては考えてしまうのだ。

 

 

今は実力があっても音楽は売れない時代なのかもしれない。

 

 

僕が思うに、ギルガメッシュのステージは最高にかっこよかったし、

曲はもちろんメンバーも真っ直ぐな人柄が伝わってきてすごく好きなんだけど、

「ファンのコミュニティ化」という観点では、成功していない気がした。

 

 そこがすごく勿体無いと思った。

 

 

いろいろ調べてみたけど、特に彼らの場合、初期の頃と途中で路線が急激に変更したこともあり、ファンを置いてけぼりにしてしまった印象がある。

 

ファンは応援したくても、彼らがどこに向かっているのかわからなければ、不安しかないだろう。

その結果、離れてしまう人が続出する。

 

 

自分達のやりたいことをするのは良いのだけど、そこばかりに目を向けていると、元々のファンやV系が好きなお客さんを取り込むことができなくなる。

そして、彼らがジャンルを壊そうとして、新しい畑でも挑戦してみるけど、ラウド層のお客さんもなかなか興味をもってくれない。

 

…しかし、そのどっちつかずなコンプレックスの結果生まれたのが「鵺-chimera-」という大作でもあるから、その点複雑なところではある。

 

www.cdjournal.com

 

また、ファンの人がツイートなどでライブレポをしても他のバンドに見られるような盛り上がりもあまり見られず今ひとつ反応が弱い気がする。

 

僕の探し方が下手なのかもしれないが、国内のファンによるファンアート(メンバーのイラスト)もあまりみかけない。

 

そしてライブに行っても、「楽しかった」「セトリが良かった」「曲もステージもカッコ良かった」「MCのどの部分が面白かった」という感想は持つのだけど、

心からまた行きたい!と思えるような+αな要素がもっと欲しいなと思った。

 

また、先日行った神戸のライブでは僕の後ろに居た女性が

「いつからかギルガメの物販、人並ばなくなったよね」とも話していた。

 

 

 

僕はライブ会場の物販でラババンとTシャツを買った。

かっこいいと思うんだけどなー

 

 

以上のようなことを目にしたり耳にしたり、ファンの方のツイートなどを見たりして、なんだか寂しいきもちにはなった。

 

 

…なんか偉そうにすみません。

さんざんいろんなことを書いてしまったけど…それは愛があるから。

 

むしろ彼らの根底は反骨精神の塊でやっていることは新しいことの連続で、

僕にたくさんのことを教えてくれた。

ギルガメッシュ以上のバンドが今後現れるとは思えない。

 

 

だからこそ解散のようなことにならないためにも、どうしたらいいのか考えたいって思った。

これも彼らが与えてくれたきっかけなのだから。

 

 

インタビュー記事を読む限り、彼らの思いはとてもよくわかる。

真剣に音楽と向き合ってる印象を受けたし、また、本来はとても口下手らしくそれが自分に近いものを感じて親近感を覚えた。

 

ただ…彼らのその熱い思いがファンと上手く共有できていなくて、突っ走って、迷ってしまったのかもしれない。

 

 

今はアイドルがオリコンのトップ10を占めているわけだし、

純粋に音楽だけで勝負するのは厳しいのかもしれない。

 

逆に、アイドルは「コミュニティ化」に成功してるから売れているのだろうと思う。

(説明すると長くなるからこのへんは後日わかりやすく絵にでもしてまとめます)

 

 

海外で高い評価を得ているのに、国内で評価されないというのは確かに残念だし、

素晴らしい曲を与えてくれるアーティストに正当な評価がされないというのは、ものを作る人間としては怒りと悔しささえ覚える。

 

 

そのようなことがないためにも、

僕達リスナーはたくさん存在するアーティストの中でキラリと光るものを見つけなきゃいけないし、

自分が気になった人のライブやイベントには出来る限り行けるようにしたいし、

いろんな曲を聞いて、耳を鍛えていかないといけないと思った。

 

 

そこは最大の学びだなって思った。

 

 

それと同時にバンド側も、「このバンドのファンでよかった!」と思えるような要素が求められるんじゃないかな。

 

もちろん、ギルガメッシュの場合は昔からのファンもいただろうし、その人達がそう思ってくれたから、ずっとついていてくれたんだろうね。

多くの人に愛されているんだってこともよくわかった。

 

 

ギルガメッシュには音楽にしても解散の件にしても、自分が普段考えないようなことをいろいろ教えてくれて感謝の気持ちしか生まれてこない。

 

 

左迅さんの前向きで皮肉のこもった歌詞と個性的で歌声。

弐さんのギタープレイと、和物が好きなところ(僕も和物が大好きなんで^^)。

愁さんのゴリゴリしたベースとブログでの人間味のある文章。

Ryoさんからはたくさんの曲と、テクニックの凄さや音楽の楽しさを教えてもらった。

 

 

僕も彼らにだいぶ影響されて、自分でも音楽作りたいと思い始めて、

小学生の時に挫折したドラムをまた始めてみようと思ってドラムスティックを購入した。

 

 

 

メンバーの皆さんも、海外に行かれるファンのかたも、ヨーロッパツアー気をつけて。

僕のギルガメッシュの海外でのライブに行くという夢は叶わなくなっちゃったけど…

最後の曲、最後のZEPPでのライブを楽しみに待ってます。

 

 

2016.5.12

追記の記事書きました。

tajimanimation.hatenablog.com

 

 

ゆた